わたしのヒストリー 仲村茂子さん(89歳)(小規模あがり利用者)

人生はたった一度と言われますが、その人の歩んだ人生は唯一のもの。その貴重な体験を「私のヒストリー」(ライフヒストリー)と題してご紹介します。

『ハーブに魅了され商品化』

わたしのヒストリー

仲村茂子さん(小規模あがり利用者89歳)

ハーブに興味を持ち

 沖縄の薬草に興味があり県内でハーブ愛好家が集まって研究会を結成しました。ハーブ園に視察に行ったり研究発表したりする活動をしました。

ハーブ園視察・研究発表

左)東村つつじ祭りに出店 右)研究大会にハーブ料理を披露するため準備する茂子さん

その中でハーブの効果を生かした洗剤や枕、いろいろな料理そして紙すきまで試みました。やんばるハーブ協同組合も立ち上げました。なんにでも興味があり好奇心旺盛でした。

ローゼル

自宅で原材料を準備する茂子さん

試行錯誤の石鹸作り

甥が薬剤師をしていたのでハーブの薬効を調べてもらい何か活用できないかと試行錯誤する中で、自分がアトピー性皮膚炎でいろいろな石鹸が肌に合わなかったため自分で作ってみようと思いました。薬草は何がいいのか、成分分析を専門機関にお願いしたりして勉強しました。

ローゼル

当初ローゼルの実を使用しましたが、葉に良い成分があることが、調査で判明しましたローゼル

石鹸の作り方を最初におしえてくれたのは、衛生兵だった義理の兄でした。すべて無添加にこだわりました

口コミで広がる

いいものなので友人たちに差し上げていましたが、リピーターが増え、販売してくれないかとの声かけがあって、自宅で製造し浦添の洋裁店で委託販売をするようになりました。慶佐次売店においてもらっていた時に観光バスのガイドさんが買ってくれ、口コミで広がり県外からも注文が来るようになりました。東京の沖縄物産展で販売もしました。

ローゼル

浦添市内の洋裁店にて委託販売

次世代に引き継ぐ

2~3年前までは県外の高校生の民泊受け入れをしていましたから、体験学習として石鹸作りを行いました。今は息子に作り方を教えて引き継いでやってくれています。 『茂子ばあちゃんの美人石鹸』よかったら使ってみてください。

       
茂子ばあちゃんの美人石鹸

「茂子ばあちゃんの美人石鹸」パッケージも手描き!

※本人および息子、娘さんに聞き書き


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